スクリューフレーションと税
物価上昇により中低所得層の生活が締めつけられる(スクリュー)、という意味で2010年代頃にアメリカで言われ出した言葉だそうです。
昨日ネットを見てたら「スクリューフレーションが深刻」と出ていました。
スクリューフレーションとは何だろうと思い
調べたら上記のことだと、私は初めて知りました。
日本においては、デフレが続いてたので物価上昇は最近のことだけれど、中低所得層の締めつけに関していえば今に始まったことでなく、消費税増税や社会保険料の値上げなど、以前から意図的に行われて来たと思ってます。
また例えば、今回の選挙でもそうなんですが、消費税減税や廃止を掲げなかった自民が圧勝した選挙の結果を見ると、国民の多くもそれを受け入れているようにも思えます。
中低所得層の1人である私は、逆進的な消費税は廃止すべきだと思ってます。また、株式配当等の分離課税を廃止し、総合課税にして昔の所得税のように最高税率を上げた方が良いと思いますが、こういう意見は巷であまり見たり聞いたりしません。
これは税というものの理解の仕方が違うからでと思います。
私は、税には二つの役割があると思っています。
一つは、富の分配という役割のものであり、そうすることにより富の格差を少なくするというものだと思ってます。 そしてもう一つは景気の過熱を抑える役割です。
なので究極的には所得に差がなければ徴税の必要もないと思っています。
財政健全化の中で書かれている財政赤字なども、税を財源として考えるからおかしな話しになるのではないかと思います。
また、今の税制は高所得者や資本家を優遇し、中間層より下の層を活かさず殺さずまさにスクリューしている感じがします。
最近は諦観してるとこもあり「もういっそのこと一思いに、消費税3000%とかにして好きなだけ財政を健全化すれば良いのではないか」くらいに思ってしまいます。